結婚式や披露宴・二次会に出席する際、男性はどんなバッグを持っていくのがベストなのでしょうか?
1年の中でもそれほど頻度の高いイベントではないため、「あれ?みんなどうしていたっけ?」と不安になる方も多いようです。
今回はそんなフォーマル向けのメンズバッグの選び方についてご紹介していきたいと思います。
一般的には男性は結婚式には手ぶら?
“一般的なマナー”としては、「男性は結婚式には手ぶら」という説が多く出回っています。
ですが、マナーという定義は実際とても曖昧ですよね。所詮、どこかの誰かが言い出したことがなんとなく広まっていった言い伝えです。ネット上で検索しても様々な意見が並んでいて混乱するはず。
そんな混乱を解消するのにおススメのチェックポイントは、
主催者・出席者・自分自身が気持ち良く式を進められるか
という点。
そもそも、「男性だけバッグを持ってはいけない」というのも少しおかしな話ですよね。
男性だって涙を流しますからハンカチやティッシュも必要ですし、リップクリームや鏡を持ち歩く方も最近はたくさんいると思います。
ちなみに欧米のモデルさんが写っている模擬結婚式写真を見るとみんな大体手ぶらですが、
- ご祝儀文化
- ティッシュ文化
- 現金文化
の日本人には少々無理があるような気がします。
ポケットがパンパンになってスーツの形が崩れるのであれば、小さなバッグを持った方がよっぽどスマートです。
もちろん、不便でも良いから手ぶらでキメたい!という方は手ぶらでも構いません。
時代に合わせて、マナーの形も柔軟にしていけると良いですね。
※例外として、年配の方やお硬めの職業の方々が多数出席するような式典では、主催者の顔を立てる為にも古来のマナーを遵守した装いを心がけましょう。
バッグを持って行くなら選び方が重要
ですが、バッグならなんでもOK!かというとそういう訳では無いのが難しいところ。
先ほども挙げたとおり、みんなが気持ち良くいられることがフォーマルのバッグ選びのポイントです。
「曖昧すぎてピントこない!」「じゃあどうしたらいいの?」とお思いの方に、どんなバッグがどんな理由でNGなのかを説明していきたいと思います。
結婚式でNGなメンズバッグとは?
結婚式でNGなメンズバッグとはどんなバッグでしょうか?
具体的な例をもとにご紹介します。
派手なバッグやカジュアルなバッグ
まずは派手なバッグについて。
具体的には、
キラキラ光る・色や柄が派手・大きい
というようなバッグですね。
これらがNGな理由としては、
- 主役を引き立てていない
- シンプルなスーツに合わない
- 置き場所に困る
ということが挙げられると思います。
次にカジュアルなバッグ、例えば
コットン・ナイロン素材・ロゴ物・ショルダーやバックパック
というようなバッグですと
- スーツに合わない
- 特別感が無い
- 置き場所に困る
という理由でNGとされることが多いのではないでしょうか。
ビジネスバッグや大きいバッグはクロークへ預けよう
とは言っても大切な人の結婚式ですから、遠方から駆けつけたり、仕事の合間に出席するという方もいらっしゃいますよね。
その場合、大きな荷物になることはどうしても避けられません。
そんな時はクローク(受付の荷物預かり所)に預ければ大丈夫。
ビジネスバッグでしたらスーツには合いますが、一つのベンチに皆でぎゅうぎゅうに座りがちなチャペル(礼拝堂)では、ほかの参列者の邪魔になってしまう可能性があります。
ホテルや式場にはほぼ必ずクロークがありますので、フロントの方に言って保管してもらうと良いでしょう。
※カジュアルなレストランウエディングの場合はクロークが無い場合もあります。事前に主催者やホームページで確認して、コインロッカーを利用したり、ビジネスバッグ程度でしたらテーブルの下に隠してしまっても良いでしょう。
バッグがないからといって紙袋はNG!
中には、小さいバッグが無いからと言って紙袋を持参する方もいるようです。
確かに小さなバッグを元々持っている男性はまだまだ少数派ですし、紙袋の方が使い捨てできてかさばりませんね。
ですが、せっかく大切な人の晴れの日のためにおしゃれをしてきたのですから、小物で台無しにしてはもったいないというもの。
普段だったら「わろた」「かわいい」で済む話ですが、あくまでもその日の主役は主催者の方々なので勘違いしないよう注意しましょう。
おすすめはクラッチバッグ!どんなバッグを選ぶべき?
そんなに便利なバッグは、かさばらないクラッチバッグ。
「怖い人や集金の人みたいで抵抗がある」という方も、最近は薄型でシンプル・ポーチの延長のようなものが多数登場していますので気軽に購入できると思います。
その中でもどんな物を選ぶのがおすすめか、詳しく説明していきたいと思います。
バッグの色はスーツや靴の色に合わせよう
まずバッグの色や柄ですが、シンプルな物でスーツや靴の色に合わせると馴染み易いでしょう。
クラッチバッグを差し色やポイントに使うテクはとてもおしゃれですが、結婚式となると集合写真でまず新郎新婦に目が行くように配慮する心遣いがポイントです。
派手色だとどうしてもそちらに目が行ってしまいますからね。
レザー素材のバッグがおススメ

出典:https://item.rakuten.co.jp/
素材については、疎いメンズが多いのも事実。
「コットン?」「ウール?」「ポリウレタン?」
と、素材表記が謎の呪文のように聞こえる方もいるのではないでしょうか。
そんな場合はレザー(革)を選んでおけば安心です。
本革でも良いですし、合皮(革に似せたビニール)でも構いません。
実は古来のマナーとしては、動物の革は殺生をイメージさせるのでフォーマルではNGとされています。
ですが時代は令和。おまじない的な理由のマナーは衰退傾向にあります。(主催者が迷信好きなら協力したほうが良いですが)
そもそも、女性物のクラッチバッグでしたら布製でもフォーマルなものが多数発売されていますが、メンズとなると布製のものはカジュアルな普段用しか売っていないのが現状。
そこでスーツに馴染みつつ、きちんと感もあり…と考えるとやはりレザーが便利ということになります。
※蛇革やワニ革など派手なものは避けて、無地のレザーをチョイスしましょう。
シンプルなバッグ

出典:https://item.rakuten.co.jp/
総合的にまとめると、
- 邪魔にならない
- 新郎新婦より目立たない
- カジュアルすぎない
シンプルなバッグがベストです。
具体的にはマチが少ない(薄型・ぺたんこ)、ダークカラーの無地の物が良いのではないでしょうか。
クラッチバッグは生地も少なく部品も少ないため原価が安く、他のバッグよりお手頃であることが多い商品です。
一つシンプルな物を持っておくと、ポーチやタブレットケースとして普段使いも出来、とても便利に活用できることでしょう。
以下で結婚式のおすすめのクラッチバッグを紹介しています!