京都の伝統と現代のラグジュアリーが融合する「ザ・リッツ・カールトン京都」に宿泊してきました。「ザ・リッツ・カールトン京都」は、日本文化の粋を凝縮した極上のホテルです。鴨川沿いの閑静なロケーションに佇み、四季折々の美しい景観を楽しみながら、洗練されたサービスと贅沢な空間を堪能できます。
とても素敵な滞在となったので、その素晴らしさを紹介していきたいと思います。ホテル内だけでも完結する素晴らしい滞在でしたが、おすすめポイントなども含めリッツカールトン京都の魅力を紹介していきます。
ロケーションとアクセス

ザ・リッツ・カールトン京都は、京都の中心部の鴨川沿いに位置し、観光名所である祇園や清水寺、金閣寺などへのアクセスも抜群です。最寄り駅は京阪本線「三条駅」または地下鉄東西線「京都市役所前駅」で、京都駅からタクシーで約15分の距離です。
周辺でおすすめなのが鴨川沿いの先斗町の飲食店街で京料理が楽しめる趣のある飲食店街が立ち並びます。木屋町通り沿いの高瀬川も桜の時期に人気の観光スポットでもあり徒歩で散策できる好立地。
エントランスまでの京都を意識した世界観



鴨川沿いの佇む京都を意識した伝統と格式を感じさせてくれる外観です。タクシーで到着しましたが、ベルスタッフの方が常駐していてと親切な対応をしていただきました。人力車があったり京都を満喫できる演出です。



スタッフの方に案内していただきロータリーを抜けると、そこには水が流れる回廊があります。リッツカールトンのアイコニックな自転車があったり随所に素敵な演出があります。回廊の最後には吹き抜けになっている中庭があります。



入口に入るとコンシェルジュデスクがありコリドーとロービーがあります。
七宝模様の白土のような壁が出迎えてくれます。落ち着いた間接照明も相まって期待が高まります。



コリドーを抜け大きな扉をくぐると、そこには立派な松の盆栽が出迎えてくれます。
GINZA SIXでもお馴染みの名和晃平氏のクリスタルビーズで覆われた琵琶の美術品も飾られています。
美術館のように見ている人を楽しませてくれる展示法が素晴らしい。
チェックイン & ウェルカムドリンクから感じるホスピタリティー



館内に入った瞬間からどこを見ても素敵な空間。そしてスタッフの方の丁寧で気さくな対応がとても素敵です。
チェックイン時のお茶と和菓子をいただき朝食や要望などをお伝えします。
その後、客室まで案内していただきました。
高級感とホスピタリティーを兼ね備えた雰囲気



館内には盆栽を含め至る所に美術品が見受けられます。客室に到着するまでに、どこを見ても楽しませてくれます。



壁や天井には組子細工の装飾がありラグジュアリーでありながら和を感じられる空間になっています。
京都らしい雰囲気でありながら伝統と格式、その土地の文化を大切にした温故知新な造りです。
客室(グランドデラックスカモガワリバービュー)



予約したのはデラックスシティビューでしたが、マリオット会員の特典で幸運にもグランドデラックスカモガワリバービューにしていただきました。
大きな窓からは鴨川が一望できる素敵な客室。広々とした客室に一枚の大きな画があるような気分です。
リックカールトン京都のルームタイプ
デラックス シティビュー | 50㎡ 1キング |
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デラックス コートヤードビュー | 50㎡ 1キング |
デラックス コートヤードビュー | 62㎡ 2ダブル |
デラックス ガーデンビュー | 50㎡-62㎡ 1キング |
グランドデラック スカモガワリバービュー | 52㎡ 1キング |
グランドデラックス カモガワリバービュー | 52㎡ 2ダブル |
ガーデンスイート スイート ガーデンビュー | 65㎡ 1キング |
ガーデンテラススイート スイート マウンテンビュー | 62㎡ 1キング |
ガーデンテラススイートTATAMI スイート | 65㎡ 2シングル フトンベッド |
コーナースイートKITA スイート リバービュー | 100㎡ 1キング |
コーナーTatami スイート | 100㎡ 2シングル フトンベッド |
コーナーMinami スイート リバービュー | 115㎡ 1キング |
スイートKAMOGAWA エグゼクティブスイート リバービュー | 126㎡ 1キング |
スイートKAMOGAWA エグゼクティブスイート リバービュー | 126㎡ 2ダブル |
スイートTSUKIMI ペントハウススイート マウンテンビュー | 140㎡ 1キング |
ザ・リッツ・カールトンスイート リバービュー バルコニー | 212㎡ 1キング |
鴨川リバービューの眺望と盆栽



鴨川を一望できる大きな窓の前には素敵な盆栽が飾られています。
この盆栽があるだけで日本人としてのDNAを刺激してくれますね。
ウエルカムアメニティー



テーブルにはウェルカムフルーツやお菓子など用意してくれています。苺があるのはとてむ嬉しかったです。
メッセージカードも添えられています。
ベッド



ベッドはダブルが2つで快適な寝心地でした。ベッドサイドには、照明やカーテンとすだれを操作できるコントロールパネルがとても便利です。
電話、テレビのリモコン、目覚まし時計もあります。コンセントとUSB充電ができます。USB-Cタイプも対応しているところが嬉しいポイント。
テレビ

窓際に50インチくらいのテレビがあります。
部屋の景観を損ねることなくさり気ない配置にもホスピタリティーを感じます。
ミニバー



ミニバーにはワインやウイスキーのボトル、スナックなどあります。各種グラスも用意されています。
冷蔵庫はありませんが、客室でくつろぎながら滞在できる素敵なミニバーです。



ケトルも客室の雰囲気にマッチしているイギリス生まれRussell Hobbs (ラッセルホブス) 。お皿やソーサー、スプーン、フォーク、ナイフも揃っています。
コーヒーメーカーは、いつでも使えるようお水が入れられた状態で用意されています。缶のボトルのお水も用意されています。


この布を開くと雰囲気があって素敵な茶器セットが登場します。
ダブルシンクの洗面台



洗面台は機能美の優れた使いやすいダブルシンク。
ここにもモダンでありながら和を感じられます。卓上の丸形のハリウッドミラーも便利です。



洗面台の大型ミラーの中央部分はディスプレーになっておりテレビを見ながら使用できます。
石鹸なども京都を感じるパッケージです。ドライヤーはレプロナイザーを期待しましたが、違いました。
アメニティー



アメニティーは、ハブラシ、マウスウォッシュ、コーム、ヘアブラシ、レザー、爪みがき、コットンパフ、綿棒、シャワーキャップなどがあります。
ガウンや浴衣、スリッパもパイル地の履きやすいスリッパです。
バスルーム



洗面台の後方にガラス張りのバスルームがあります。ベッドルームとの間に扉があります。
壁には桜のレリーフがありバスタブの底にも桜の模様がありますが、滑り止めになってバスルームだけでも世界観が出来上がっています。



バスタブは広々としていてバスピローもあるのでゆっくり入浴するのに最適です。ボディタオルもありますが、ヘチマスポンジがあるのが嬉しいポイントです。

ボティソープ、シャンプー、コンディショナー、ボディーローションなどはディップティックのPhilosykos(フィロシコス)でした。こちらも嬉しいポイントですね。
ソファ

ソファーはゆったりとくつろげる広々としていました。
心地よいファブリックにサイドテーブルも便利なタイプです。
クローゼット

クローゼットには浴衣もありキャリーケースを広げられる台棚があります。
ターンダウンサービス

夜にはターンダウンサービスもしていただきます。
ベッドサイドにはお菓子が添えられていて朝食についてはインルームダイニングも可能なので、要望にチェックを入れてこのカードをドアにぶら下げておくとができます。
今回は、レストランでの朝食を希望だったため利用しませんでした。
インルームダイニング



テーブルにはインルームダイニングやスパの案内が置かれています。インルームダイニングはQRコードから注文可能なのでとても便利です。
スタッフの方が客室まで配膳してくれて料金もそこまで高い印象ではありませんのでインルームダイニングはかなりおすすめです。夜食にカレーなども注文しました。
夜の鴨川とエントランス



外出して戻ると昼間とは違った雰囲気のエントランスや中庭がありました。
鴨川を眺めていると楯も落ち着きます。
雪化粧の鴨川


朝を向かえカーテンを開けると鴨川の雪景色が素敵でした。
四季がはっきりしていて色々な表情を見せてくれる京都の良いところかもしれません。
昼と夜で違う表情を魅せる館内



館内は高級感がありながらも夜になると人も少なくなり落ち着いた雰囲気になります。
夜の雰囲気がとても気に入りました。昼間見た場所も改めて館内散策しました。



吹き抜け部分や美術品も暗くなると引き立ちます。地下にあるグランドピアノも情緒的。
レストラン
ザ・リッツ・カールトン京都には大きくわけて4つのレストランがあり気分やシーンに合わせて楽します。
ミシュランの星を獲得したレストラン「水暉」もあります。
イタリア料理レストラン「ラ・ロカンダ」La Locanda

素敵な和風の中庭があり落ち着いた雰囲気のあるイタリアンレストラン。地元産の食材を活かしたレストランです。「ラ・ロカンダ」内にはプライベートダイニングがあります。
The Bar

イタリア料理レストラン「ラ・ロカンダ」に併設されているバーです。
食事の前後にも利用できるバーです。
日本料理「水暉」Mizuki

日本伝統の会席料理をはじめ、天ぷら、鉄板焼、お寿司が堪能できるレストランです。
今回の滞在でもこちらのレストランで朝食をいただきました。
ザ・ロビーラウンジ The Lobby Lounge

京都で人気のアフタヌーンティーやピエール・エルメ・パリの限定スイーツもお楽しめる空間です。
ザ・リッツ・カールトン京都ではピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)のパティシエが常駐されているようです。
「シェフズテーブル」 Chef’s Table By Katsuhito Inoue
京都の季節や食材を大切にした「七十二候」をテーマとした日本料理とイタリアンが融合したレストラン「シェフズテーブル」
ピエール・エルメ・パリ ブティック
館内にはパティスリー「ピエール・エルメ・パリ」のブティックがあります。スイーツはもちろんお土産に最適なものも取り扱っています。
人気のアフターヌーンティー

予約必須の人気のザ・リッツ・カールトン京都のアフタヌーンティーはピエール・エルメ・パリによるスイーツを楽しめます。季節によりメニューが変わります。
館内設備
プール



プールは地下にありかなり落ち着いた雰囲気でかなりリラックスできました。
窓からは地下まで続いている中庭が見えます。間接照明もよく計算されていてとても落ち着く空間です。温水プールなので心地良いです。
宿泊者は無料で利用でき、営業時間は6:30 〜 22:00です。



プールにはサウナも併設されておりプールのあとのサウナは気持ちよかったです。
プールと更衣室の間にはシャワールームやスパがああるのでそちらも利用しました。



松の盆栽があるエレベーターから地下2Fのプールにいけます。
注意が必要なのが1Fからの吹き抜けからはプールに行けません。迷子になりそうな方はスタッフの方にお尋ねすることをおすすめます。
フィットネス・ジム
プールのお隣には、ジムもあり有酸素運動マシーンやウェイトマシーンなどがあります。24時間利用可能です。
The Ritz-Carlton Spa
マッサージ、スカルプ&ヘアトリートメント、トリートメント、フェイシャルなどのメニューがあります。営業時間は
9:00 〜 22:00です。
喫煙所

喫煙所は、館内にはなく外のエントランス脇にあります。景観を損ねないスタイリッシュな喫煙所ですね。遠目に分かりずらい工夫がされています。
ザ・リッツ・カールトン京都の朝食(プラチナ会員無料)



朝食は日本料理水暉かイタリアンレストラン「ラ・ロカンダ」で頂けます。
朝食料金は、両方共に6,325円(税・サ込み)です。
今回の朝食は和食を選び日本料理「水暉」でいただきました。今回はマリオット会員のプラチナ特典で無料で朝食をいただけました。



和食の朝食は先付けからはじまります。西京焼きを期待していたのでとても満足のいく内容でした。
どれをとってもクオリティが高く毎日食べたいと思う味でした。
また、パンのビュッフェがありますが、ピエール・エルメのクロワッサンになります。朝食に関しては、どれが良いと言うよりすべてにおいて良かったです。
マリオットボンヴォイの特典でお得に宿泊

プラチナ会員特典とゴールド会員特典があります。
今回は、プラチナ会員として滞在しましたが、特に嬉しかったのが、客室のアップグレードと朝食が無料になったことです。
客室のアップグレードについては、お部屋の空き状況によります。
プラチナエリート特典
- 客室の無料アップグレード
- レイトチェックアウト(16時まで)
- ウェルカムギフト(マリオットポイント1,000ポイント)
- 滞在ごとに50%のボーナスポイント
- 2名までの朝食が無料
ゴールドエリート特典
- 客室の無料アップグレード
- レイトチェックアウト(14時まで)
- ウェルカムギフトマリオットポイント500ポイント
- 滞在ごとに25%のボーナスポイント
リッツカールトン京都の総評

ザ・リッツ・カールトン京都はロケーションや館内至る所まで素晴らしいホテルでした。細部に至るまでコンセプトを一貫して大切にしているのを感じます。そのためとても良い思い出になりました。
ホテル自体の素晴らしさはもちろんですが、感じたのはスタッフの方々のホスピタリティーの高さです。素晴らしいホテルではありますが、もう一度行きたいと思う理由の一番にスタッフの方々のおもてなしがあります。
京都ということもあり和を感じられる極上空間に加え、誰にでもおすすめしたいホテルです。館内の美術品いうこともあり和を感じられる極上空間に加え、誰にでもおすすめしたいホテルです。館内の美術品なども次回はもっと探索したいと思いました。
ぜひ、京都に行った際には、古都を感じながらザ・リッツ・カールトン京都に滞在してみてはいかがでしょうか。
周辺情報
鴨川はもちろんですが、木屋町通り添いの高瀬川や先斗町がおすすめです。
暖かくなると鴨川添いの飲食店は川床もできます。
徒歩圏内に京都を感じられて雰囲気があるエリアが多いのでローケーションも最高と言えます。
ザ・リッツ・カールトン京都のアクセス
「京都駅」から車で約20分
関西空港から車で約120分
京都市営地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車、徒歩約3分
京阪本線「三条駅」下車、徒歩約6分
駐車場

料金 | 宿泊者一泊あたり 4,000円 |
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駐車時間 | 15:00 – 翌12:00 (以降1時間ごとに1,200円) |
駐車スペース | 車長 5.3 m 車幅 2 m 車高 2.4 m |
ザ・リッツ・カールトン京都 基本情報

ホテル名 | ザ・リッツ・カールトン京都 |
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住所 | 〒604-0902 京都府京都市中京区土手町通二条上る鉾田町543 KAMOGAWA NIJO-OHASHI HOTORI |
電話 | 075-746-5555 |
チェックイン / アウト | チェックイン:15:00 / チェックアウト:12:00 |
駐車場 | 72台 |
公式サイト | https://www.ritzcarlton.com/ja/hotels/ukyrz-the-ritz-carlton-kyoto/overview/ |